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【青春】今時の若者が200人のダンスサークルのリーダーになって苦悩したこと/青学ADL

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学生時代の青春…

大学は青春の塊だ。

今時の学生は一体どんな生活を送っているのだろうか?

今回はそんな今時の学生を追うべく、国内最大級のサークルを探し当てた。その名も、「青山学院ADL」。名前の通り、青山学院大学で活動する歴史あるダンスサークルだ。

一体どのような汗と涙の日々を彼らは過ごしているのだろうか。今回は、その団体を率いるリーダーにインタビューを行った。彼らの青春を垣間見てみよう。

1、青学ADLについて教えて下さい。

青学ADLは、毎年100人以上もの新入生を迎え、総勢200名を超える青山学院大学公認のストリートダンスサークルです。今年で創立35周年を迎えました。ストリートダンスを通して人に感動を届けていくことを目標に活動しています。

ADLに入ってくる人は大抵がストリートダンス初心者ですが、引退後はダンススタジオでレッスンを持ったり、ダンスイベントに振り付け師として抜擢される人もいます。

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hiphop、jazz、house等の主要なジャンルはもちろんのこと、最近流行のLAstyleやjazz hiphop、soul、punking等多彩なジャンルを基礎から経験出来ます。ストリートダンスに対して真摯に打ち込むことが出来るのがADLの大きな魅力です。

ダンスはもちろん、大学のサークルとしての要素も充実しています。旅行やBBQ、飲み会にスノボ合宿等、「ザ・大学のサークル」みたいな活動ももちろんたくさんあります。(笑)

2、リーダーにお聞きします。ADLに入ったきっかけは?

実は小1から高3まで12年間野球をやっていました(笑)

高3までは脇目もふらず野球だけに打ち込んでおり、大学に入ってからも野球をやるつもりでいました。しかし、高3の最後の夏の大会で負けて、受験勉強を挟んで青学に合格したときに、大学で何か新しいことを始めてみたいと考えるようになりました。

姉がダンスをやっていたこと、高校で同じクラスで仲が良かったダンス部の友人がADLに入ること、その友人に連れられていったADLの体験練習で美人の先輩に優しく声をかけてもらったこと(笑)など、様々な要因が重なり気付いたら野球少年が青学のストリートダンサーになっていました。

それまではストリートダンスに関わったことが無かったので、ADLの存在は大学に入るまで名前すら知りませんでした。今振り替えるとすごい面白いですね。

3、実際に入ってみていかがでしたか?

大学生活がダンス一色になりました。

ADLではサークルとはいえ、ショーケースでは実力に応じて立ち位置や踊るパート、ソロが割り振られる等シビアな面もあります。初心者だった私はADL最初の発表で中々ステージで目立つことが出来ず、悔しい思いをしました。

それ以来、活動日以外にも大学の教室や屋外で練習したり、プロのダンサーのレッスンに通うようになりました。

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最初はダンスよりもサークルとして楽しむつもりでADLに入りましたが、気付いたらストリートダンスの魅力に気付き虜になっていました。今ではサークル内で振り付けを任されることや、サークルの活動以外にも外部でダンスイベントに出演するなどダンスに精力的に打ち込んでいます。

4、入ってみて一番辛かったことはなんですか?

サークルのリーダーとしての仕事です。

3学年で約250人前後と、小中高とは規模がまるで違い、最初はみんなの前で話す時圧倒されてしまいました。今でもまだ全然慣れないのですが(笑)

全員に聞こえるように声を張るだけでも大変です。さらに、これだけたくさんの人が集まる組織だと、色んな考えを持った人がいます。本気でダンスをやって将来もこの道で生きていきたい人いれば、ダンスは適当でもサークルとして楽しめればいい人もいます。

色んな考えを持った人がいることは当たり前ですが、ステージショーケースを出すとなればこうした様々な考えの人を1つのベクトルに向かわせなければなりません。

この点に私は今とても苦心しています。異なるモチベーションのレベルの人をいかに同じ目標に向かわせるか、これはどんな組織においても抱える永遠のテーマでしょう。

それぞれが抱える悩み・置かれている環境・考え方を把握し、その上でサークルとしての成功に全員が協力してくれるようになるよう話し合っています。

まだまだ試行錯誤の段階ですが、少しづつ手応えを感じつつあります。これからもこの大型サークルをまとめるべく常に新しいことをやっていきたいです。

5、今までADLで起こったハプニングを教えてください

ダンスは全く関係ないのですが、私が1年生の夏にこんなハプニングがありました。

毎年恒例の3学年で行く夏旅行では、女子がお化け役に扮して、男子と女子がくじ引きでペアを決め、二人で手を繋いで決められたコースを回るという胆試しをやります(笑)

女子もここぞとばかりにメイクやおどかしかたに工夫を凝らしかなり本格的な胆試しをやっており、これが結構恐いんです。

しかし、あるペアがコースを回っているとき、お化け役の女子が本当に霊が出たとかなんとか叫び、お化け役一同全員が大パニックになったことがありました(笑)

今でもその時の真相は謎のままです。

6、これからADLをどのように成長させていきたいですか?

ストリートダンスというとチャラチャラした格好、大音量で音楽をかけている、夜な夜なクラブで遊んでいる、安定した職業に繋がらないなど、まだ日本ではマイナスのイメージを持たれてしまうのが現実です。

しかし、イベントの出演費を自分達で稼いだり、時には企業と交渉し協賛金を集める、公演の舞台美術や照明をプロの演出家と相談しながら1から考える、高校の部活以上に練習し1000人以上の人を前にパフォーマンスをするなど、通常の学生生活では得られないような貴重な体験をしているのです。

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このことを自分達や周りの一部の人の感動レベルにとどめることなく、世に大きく発信していって、ADLの活動がストリートダンスの社会的評価を上げることに繋がるよう、ストリートダンス界の未来を明るくする活動をしていきたいです。

7、最後に学生のみなさんにメッセージをお願いします!

中学校保健体育におけるダンスの必修科、子供の習い事としてダンスの人気急上昇、企業のPR活動にダンサーを採用するなど、ストリートダンスは今確実に新しい時代を迎えています。

この時代の流れに乗りつつ、大学生活で仲間と一生懸命打ち込めるものがあり、毎日が輝くような素敵な出会いがたくさんああります!

ダンスをやったことがある人はもちろん、私のようなダンス初心者もADLのように、ストリートダンスを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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いかがだったであろうか?率直に言うと、筆者もストリートダンスに対しては、チャラチャラしたイメージを勝手に抱いていたが、彼らは本気でダンスを愛していることがヒシヒシと伝わってきた。

どんな団体であれ、200人を率いているのであれば、その苦労は計り知れない。大企業の課長や部長クラスと同じレベルの規模感だ。世の中のお父さんが酒の席で愚痴をこぼすのと同じように、彼らもまた同じぐらい苦労している。

そして、忘れてはならないのが、彼らは決して給料をもらっているわけではないということだ。心から団体を愛しているからこそ、継続できるのだろう。

その努力には脱帽だ。今時の学生はなかなか侮れない。

2015/03/30

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