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「世界をもっと痛くする」早稲田の注目起業家、王 冉氏に学ぶ趣味を仕事にする秘訣/痛部屋

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中国からの留学生として早稲田大学に在籍し勉学に励む一方で、株式会社を設立し数多くのメディアに取り上げられた男がいる。株式会社SO-ZO代表取締役、王冉。その端正な顔立ちの裏に隠された彼の素顔を紹介しよう。

現在、彼は「痛部屋」というサービスを主軸に運営している。漫画やアニメをモチーフにしたデザインを一からインテリアにすることができることが強みだ。すでにベンチャーキャピタルからも資金調達を発表するなど、成長速度は計り知れない。

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~プロフィール~

王 冉(オウゼン)

上海出身。高校卒業後2年間の準備期間を経て、2010年日本に留学。現在、早稲田創造理工学部総合機械工学科4年生。株式会社SO-ZO代表取締役。自分好みに部屋をカスタマイズできるサービス「痛部屋」を運営中。WCS(世界コスプレサミット)学生実行委員会東京代表。3年生の時に「起業家養成講座」で行われたビジネスコンテストで最優秀賞、早稲田大学主催のビジコン優勝、学生起業家甲子園でMicrosoft賞などを受賞。

現在の王さんをかたちづくってきたものは何か、と訊かれたら、やはりそれはアニメだと答えますか?

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そういうわけではないです。アニメに強い関心を持ったのも、「痛部屋」のサービスのきっかけも、私自身がコスプレをしたことですね。コスプレをするまでは、世間一般の人と同じレベルでマンガやアニメが好きで、たまにグッズを買う程度でした。しかし、オタクの友達に「男役が1人足りないから、やって!」と誘われてVOCALOIDのカイトのコスプレをしたんです。これが人生初のコスプレでした。撮影した写真をSNS上にアップしたところ反響が凄かったんですね。そこで、コスプレをすることの楽しさに気付きました。

コスプレにハマっていく中で、家のタンスで眠る使用済みコスプレ衣装をそのままにしておくのは勿体無いと思いました。そこで、故郷の中国で安く手に入れたコスプレ衣装を日本のネットオークションに出してみたところ思いの外高く売れたんです。コスプレに楽しさと同時にビジネスの可能性も感じました。コスプレ販売を本格的に始めたのは大学2年生の時ですが、顧客であるオタクのことを理解するために私自身も多くのアニメやマンガを観るようになりました。気付いた時には私自身も立派なオタクになっていましたね(笑)。

「痛部屋」はマンガ・アニメ・ゲームをテーマにしたインテリアをつくることができるサービスですよね。王さん自身は、学生にどのアニメを観ることを薦めますか?

一つ目は、『コードギアス』。コードギアスは、主人公であるルルーシュの知的な点や「この世界を変える」という意思が強い点に惹かれました。この作品は、誰が強いかを決めるという単なるバトルものではなく「反逆」という要素を取り入れていたり、何が本当に正しいことなのかを考えさせられたりと、最後の結末も素晴らしい作品です。中学生辺りの反抗期にあたる学生が観ると、自身の中での指針になるかもしれません。

二つ目は、『デスノート』です。コードギアスもそうですが、個人的には主人公が頭脳戦を繰り広げる作品が好きです。作品の中で出てくるトリックや作戦、話の展開が予想の斜め上にいくところなど見入ってしまいますね。私自身も人とは違う考え方を持つことを大切にしているので、共感できる点が多いのだと思います。

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学生時代は、どのように過ごしてきましたか?

大学1年生の時は日本人の友人が欲しかったので積極的にサークルに参加していました。バドミントンとダンスのサークルに入り、練習後の飲み会にも参加していました。2年生の時は弁当屋や蕎麦屋、居酒屋など様々なバイトを経験しました。必要な単位も取れてきて、3年生のときに少し余裕が出来ました。

そこで早稲田大学のメインキャンパスで行われる「起業家養成講座」を受講したんです。それまで、起業について考えたことなどはありませんでしたが、やるからには真剣に取り組もう!ということでチームで頑張りました。「痛部屋」の構想も、この授業を受講するまでは全く考えていませんでした

もし、早稲田の「起業家養成講座」を受講していなければ、今はどのように過ごしていたとお考えですか?

早稲田の大学院に進学していたと思います。そのまま、所属している理工学部創造理工学部総合機械工学科の研究室に進んでいたでしょうね。授業でも機械やマシンをいじっていて、ものつくり系のイベントにも参加していました。両親からは、アメリカに行くように言われていました。アメリカのほうが何かとチャンスも多いだろうということで、アメリカの大学院に進学するように勧められていたんです。

しかし、大学2年生の後半、アメリカに短期間の語学プログラムで行ったのですが、日本がいかに住みやすいところであるかを知りました。確かにアメリカはビジネスがやりやすく、会社も設立しやすいし、登記費用も凄く安かったんですけど、逆に自由過ぎて怖い面もありました。中国も同じように自由過ぎる面もあり、版権問題なども多いのでビジネスをするにはリスクが大きいんです。こんな経緯もあり、両親を説得して日本でビジネスをすることに決めました。

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王さんにとって世間一般の学生はどのように映っているんでしょうか?

高田馬場のロータリーにいる学生(主に早大生)は、交番が近くにあるのによくやるなぁ(笑)っていう印象。僕からすればヤンキーです。

早稲田大学に何か物申したいことはありますか?

学生、留学生、起業家のどの立場から言うか悩むけど、他の大学と比べると自由だとは思う。サークルも多く、様々な方面で活躍している人も多い。器の大きさは流石ですよね。早稲田に物申す、か・・・。言ったところで、どうにもならないだろうから特に何も言いたいことはないですね。ただ、早稲田は好きです。まぁ、他の大学についてはよく知らないので比べることはできませんが。

もし、多額の財産があれば早稲田に寄付しますか?

成功したと認められたらするかもしれないですね。中途半端にやっても仕方がない。成功していないのに、寄付する資格は無いと思う。私自身は、お金は使えば使うほど自分に回ってくるという考えです。

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最後に、大学生のうちに一体何をすればいいのか、悩んでいる学生へのアドバイスなどをお願いします。

人の属性によってしたいことは変わってくると思う。ただ、周りの学生を見ていて問題だなぁと日頃から思うのは継続性がないこと。すごく諦めやすい人が多い。例えば、ビジコンなどでチームを組んでいても途中で諦めてしまう人が多い。目的意識を持つことが大事だと思う。「なんとなく」というのは無くしたほうが良いと思います。今の学生は、ぼんやりとは考えているけど何を目的とするかを明確に意識する必要があると思う。その目標につき進めればいいんじゃないでしょうか?

あとは判断力を身につけることが大事だと思います。自身の価値観を持って判断すべきですよね。特に日本人は周りに流されやすい傾向がありますし、特に気をつけるべきなんじゃないかなと思います。

こうして王氏はインタビューを締めくくった。私が彼にインタビューしていて感じたことは”落ち着き”だ。イケイケのスタートアップを率いる社長といえば、野望にメラメラと燃えている人が多い印象だが、彼は一線を画す。とにかく、全てを見透かしているようだった。

彼は明らかに他の学生よりも多くのことを経験してきたのだろう。自分や周りの状況を冷静に分析している。その分析力と自分のアニメに対する”愛”が加われば、クールジャパンを牽引する逸材となるのも近いのではないだろうか。

今、何をしてよいか悩んでいる学生にとっても、王氏は参考になるかもしれない。これからの活躍がますます楽しみだ。

また、株式会社SO-ZOでは、デザイナーを募集しています。興味のある方は、是非下記リンク先をご参照ください。

「魔法師」(デザイナー)を募集します!

2015/02/28

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