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“社長”早慶戦!早慶出身の社長を調べてわかった社風の違いとは!?

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毎年春の早慶は、4月に開催される早慶レガッタを皮切りに、早慶戦が幕を開ける。どのクラブも、母校の名誉のために練習に励んでいることだろう。今回は、春の早慶戦の前哨戦として、あるテーマを用意した。

それは、「早稲田大学出身の社長と慶應義塾大学出身の社長を比較しよう」というものである。企業のトップを務め、社員を導く彼・彼女らの活躍に両校の創立者も空の上で感銘を受けているにちがいない。

両校出身の社長は、どのような理念・ビジョンを持った企業の陣頭指揮を務めているのか。経営方針に、両校の学風を垣間見ることはできるのか?これらのテーマを念頭に調査を進めた。

早慶、社長の輩出が多いのはどっち?

まず、早慶どちらの方が多く社長を輩出しているのかを調べてみた。結果から先に申し上げると、慶應義塾大学に軍配が上がった。早稲田と比べ圧倒的に卒業生数が劣る慶應であるが、慶應の人脈の供給源である”三田会”がこれまで、財界や実業界に多数の人材を送り込んできた。その結果が数字で現れたのだろう。

2014年1月の「あなたの出身校には社長が多いのかも!画像で見る大学別の輩出ランキング」(COROBUZZ) によれば、全企業の社長輩出数を見ると慶應が11,993人早稲田が11,229人である。一部上場企業の社長輩出数だと、慶應が160人。早稲田が112人。

どちらも、慶應の勝利だ。社長輩出数ランキングの順位だが、全企業の場合は1位が23,008人の日本大学。その後に慶應と早稲田が続く。だが、一部上場企業の場合は慶應がトップ。そして2位が早稲田という結果だった。ちなみに3位は104人の東京大学。“官”のイメージが強い東大だが、しっかり“民”にも優秀な人間を輩出している。

早慶の出身者は、どこの企業の社長を務めているのか?

早慶出身者は、どの企業の社長に登りつめているのだろうか。まずは、社長輩出数の多かった慶應から見ていく。同時に、その企業の理念やビジョン、彼らの経営方針を織り交ぜて紹介しよう。

慶應出身の社長は、高潔で、結果を出す。

"ゴールドマン・サックス日本法人代表取締役 持田昌典”

世界最大級の投資銀行ゴールドマン・サックスの日本法人代表取締役は、経済学部を卒業した持田昌典氏。日本でM&A(企業の買収・合併)を最初に行った人物でもある。

ゴールドマン・サックスの経営理念に『高潔と誠実こそがわが社のビジネスの核心を成すものである。わが社の社員には、その職務遂行と私生活の双方において、高い倫理観に基づいて行動することを期待するものである。』というものが存在する。

これは、慶應の基本的教育理念である「独立自尊」と似通っている。『心身の独立を全うし自ら其身を尊重して人たるの品位を辱めざるもの、之を独立自尊の人と云う』というものだ。つまり、簡略化して言うならば『一個人の精神的、経済的自立を尊重する』という意味。これは、福沢諭吉の根幹であったというから、品位・高潔さを大切にしていることが分かる。

 

”電通元社長 高嶋達佳”

そして、2011年3月末まで電通の社長を務めたのが、文学部卒業の高嶋達佳氏。電通には、4代目社長である吉田秀雄が作った“鬼十則”というものが存在する。

なかには、第5則のような『取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。』といった少し過激な表現も含まれている。また第8則には、『自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。』という部分がある。これも社員に気高さを持つことを示している。

”第5代トヨタ自動車株式会社代表取締役社長 渡辺捷昭”

第5代トヨタ自動車株式会社代表取締役社長を務めたのは、経済学部卒業の渡辺捷昭氏。2008年3月期の連結営業利益を2兆2703億円として史上最高益を達成した。かつて米タイム誌による「最も影響力のある人物100人」の一人に選ばれた日本が世界に誇れる人物である。

トヨタの企業理念には、『グローバルで革新的な経営により、社会との調和ある成長をめざす』というものがあり「世界のTOYOTA」らしい理念と言えるだろう。

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”第8代住友商事社長 岡素之”

日本5大商社のひとつである住友商事の第8代目社長は、経済学部卒業の岡素之氏。住友商事の目指すべき企業像は『私たちは、常に変化を先取りして新たな価値を創造し、広く社会に貢献するグローバルな企業グループを目指します。』というもの。また、行動指針として『法と規則を守り、高潔な倫理を保持する。』ことを掲げている。

岡氏も『社長がダメだからその会社は駄目になるんです。当社のコーポレートガバナンス原則を議論していく中で、それは詰まるところトップの強い意志と高潔な倫理観という結論に至りました。』と品位の大切さを強調した発言をしている。

総括すると、慶應出身者は母校の教育理念である「独立自尊」に近い理念がある企業の社長を務めた人が多いようだ。もしかすると、塾生時代に感じたような品位ある雰囲気の企業に就職したのかもしれない。また、グローバル企業の社長を務め上げた人も多く、日本を牽引した人物が多い。さあ、次は早稲田の社長を見ていこう。

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早稲田出身者は、「会社」という稲を育てるのが好き

”第3代任天堂社長 山内溥”

任天堂の「中興の祖」と崇められた第3代目社長の山内溥氏は、早稲田大学専門部法律科出身。ゲーム会社の社長なのに、あまりゲームはしなかったと伝えられており、関係者によれば「変わった経営者」だったという。京都の文化施設に20億円を寄付したり退職金を断ったりと、金には無頓着だったそうだ。

やや厭世的とも取れるこれらのエピソードには、早稲田特有の「バンカラさ」が多少の影響を与えていると言えるのではないだろうか。

”りそなホールディングス初代社長 勝田泰久”

早稲田大学第一法学部を卒業した勝田泰久氏は、りそなホールディングスの初代社長。社長辞任後は大阪経済大学の教授を務めるなど、早稲田大学の建学の精神のひとつ「模範国民の造就」に勤しんでいるようだ。

”ファーストリテイリング社長 柳井正”

株式会社ユニクロを傘下にもつ、株式会社ファーストリテイリング社長である柳井正氏は政治経済学部の卒業生。日本富豪ランク2位であり、東日本大震災の際には義援金を私財から10億円寄付した話は有名だ。

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彼にはグローバル展開について独自の経営観がある。

「グローバル経済において、すべての部分で世界一位を狙う。日本で一番を取ることにそれほど大きな意義は見出せない。」

また、社員教育方針として若手社員の海外研修を積極的に行っている。

「僕は将来、本当に若者が活躍できる世の中になれば、25歳以上は全員対等に評価すべきだと思っています。(中略)25歳くらいまでに基本的な考え方を決めて、努力を重ねて35歳くらいで執行役員になる。そして45歳くらいでCEOになるのが、正常な姿だと思っています。だからこそ、若いころに甘やかされてはいけない。」

後進教育には、かなり思い入れがあるようだ。

参考: 甘やかして、世界で勝てるのか ファーストリテイリング・柳井正会長が若手教育について語る(日経ビジネスオンライン)

”第6代毎日放送社長 柳瀬璋”

早稲田が強いとされるメディア部門からは、法学部卒業生であり第6代毎日放送社長の柳瀬璋氏を紹介する。MBSのビジョンを作ることを任務とし、様々な企画に携わった。多数の抗議を受けながらも、「まんが日本昔ばなし」の再放送を打ち切ることを決断したことがある。

”新潮社第3代目社長 佐藤亮一”

同じく早稲田が得意とする出版分野からは、新潮社第3代目社長の佐藤亮一氏。第一文学部卒業。週刊新潮を創刊し、国家のために尽くした人物に贈られる勲三等瑞宝章を受賞している。

ここまで振り返ると、意外にも看板学部である政治経済学部以外からの輩出も多いようだ。

また、早稲田大学は全国で最も寄付金の多い大学として有名だが、山内氏や柳井氏も多額の寄付を行っている。そして、ここで紹介した人物は、企業内部での改革を行ったり、新しい試みを始めたりと企業が成長する過程で重要な役割を担った

以上、早慶両校出身者の社長の特徴を紹介した。これらの例は一部に過ぎないが、どちらにも共通することは母校の校風を体現した人物が多い、ということだろう。校風を意識して社長を務めたのかは定かではないが、やはりどこか影響を受けているのではないだろうか。

2015/01/24

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