Logo 53dd61093cf8d63d13b3d7524c42fb9bf7adba1c6679e7e2596fdfb6aca875c6

AV、”艦これ”からロボットまで!DMMってどんな会社なの?

この記事にコメントする

DMMって、結局のところどういう会社なの?

最近、CMやネットでもよく見かける「DMM」という会社。例えば、オンライン英会話のDMM英会話。しかし、男性からすればアダルトビデオを販売している会社というイメージが強いかもしれない。

ネットゲームが好きな人は、人気ゲーム「艦隊これくしょん」を運営しているゲーム会社、というイメージを持っていることだろう。

と思いきや、子会社のDMM.com証券はFX取引高大手の証券会社。その他、ロボット事業、3Dプリンター、太陽光発電にも手を出しているDMM。

一体、DMMとはどのような企業なのだろうか。

はじまりは、やはりアダルトコンテンツ!AVメーカーを押し上げた創業者の素顔とは?

株式会社DMM.com創業者、同社会長である亀山敬司氏。1979年に地元の高校を卒業し、税理士になるために東京の大原簿記専門学校に入学。高校時代は、授業中はずっと寝ているような生徒だったという。

税理士を目指したが興味がなくなり、日商簿記検定1級に合格後中途退学。友人と2人で貸しレコード屋を始めようと、アルバイトを始める。しかし、なかなか開業資金は貯まらなかった。

ある日、バイト先から帰る途中、六本木で外国人が道端に布を広げアクセサリーを売っているところを目撃。19歳の亀山氏は彼に師事することにしたという。その後は、六本木、原宿など都内のほか、青森ねぶた祭など様々な場所でアクセサリーの販売を行い、金を貯めては海外に半年ほど放浪の旅に出る、という生活をしていたそうだ。

24歳の頃、姉の飲食店を手伝って欲しいと頼まれて帰郷。

雀荘やバーなどの経営を経て、1980年代後半にレンタルビデオ店を開業したところ成功し、周辺のレンタルビデオ店を吸収し、勢力を拡大させていった。

ある日、北陸地方のレンタルビデオ業界で圧倒的なシェアを誇っていた株式会社ビデオシティが同地域に進出してくる、という話が亀山氏の耳に入る。「勝てない」との判断を即座に下した彼は、ビデオシティの傘下に自ら入りレンタルビデオ店を運営した

その後、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」に影響を受け「ビデオはなくなり将来は電波か何かでいつでも映画が観られるようになるんじゃないか」と考えるようになった亀山氏。これが今日のDMMの飛躍的な発展につながることになる。

制作費の安いアダルトコンテンツに目を付け、制作依頼して版権を取得。1990年にアダルトコンテンツの版権ビジネスを行うために地元加賀市で北都を創業。

軌道に乗ると、亀山氏は小売店にPOS(販売時点情報管理)システムの無償提供を始めた。その後、現社長の松栄立也氏をITの責任者として採用。

DMMは、グループの2013年の売上高は約1200億円当期利益は約130億円という大企業へと発展していった。現在の本社は、東京都渋谷区の恵比寿ガーデンプレイスタワー21階にある。

実は、DMMの株式は全て亀山氏が保有している。つまり、DMMの時価総額全ては亀山氏のもの、ということだ。しかし、アダルト系の売上比率が高いため株式公開は困難な状況となっているようだ。

DMMは、なぜ脈絡のない事業拡大をするのか?

DMMはアダルトコンテンツで実績を上げてきた。だが、近年はオンラインゲーム「艦隊これくしょん(通称 艦これ)」が大ヒット。

ビートたけしの出演するCMが印象的なDMM.make ROBOTSや太陽光発電、ネットを使った格安英会話教室・DMM英会話、3Dプリンターの利用サービスなどの新規事業を次々に立ち上げている。

アダルトコンテンツと、これらの事業はなんの脈絡も持たない。しかし、亀山氏によるとエンターテインメントやスリル、達成感など「人の欲望に根ざすという共通項がある」ということらしい。

また、亀山氏は2011年から「亀チョク」と呼ぶ仕組みを始めている。起業家らアイデアを持った人間を業務委託的に雇い、実働部隊と資金を与えて存分に働いてもらう仕組みだ。

亀山氏がゴーサインを出せば、組織や勤務時間に縛られず自由に仕事ができる。成果を出せば高額の成果報酬、成果を出せなければ契約打ち切り。わかりやすいルールだ。

前述の「艦隊これくしょん」、時代を先取る3Dプリンター事業のアイデアもそこから誕生した。

「50歳を超えた頃から私の頭から新しいアイデアが生まれなくなってきた」

亀山氏は素直にそう認める。そして、20歳~40歳代の若い社員のアイデアに耳を傾け、それらを次々と採用し続けた結果、事業が一気に多角化したのである。

「これ以上金持ちになることに私は興味はない。ただ、ビジネスは面白いし、会社をもっと大きくしたい。最終的には絶対に消えない規模まで会社を大きくして、さらに会社が永続的に続くようにソフトバンクのような企業にそっくり買ってもらうのが理想だ」

と語る亀山氏。AVから始まった稀有な存在が今後、どのように発展していくか注目だ。

《参考記事》

異形の急成長企業DMM、多角化とトップの実像(日経カレッジカフェ) アダルトビデオ界の大物は、どんな男なのか 異色経営者DMMグループ亀山敬司伝(東洋経済オンライン) アダルトビデオで儲かるのは「販売」ではない異色経営者DMMグループ亀山敬司伝(東洋経済オンライン) アダルトビデオ界の大物が切り拓く"新境地"異色経営者DMMグループ亀山敬司伝(東洋経済オンライン)

2015/07/20

Logo 53dd61093cf8d63d13b3d7524c42fb9bf7adba1c6679e7e2596fdfb6aca875c6

Scroll btn b7b0a99d7f8504053fadef9a662611d4469b8039cd15d71f14e5b6a1cf11cfa1