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学生の会社が倒産...大失敗を経験した私が伝えたい”人を動かす”ということ。

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みなさんは、CVSをご存知だろうか。CVSとは「国際的なリーダーの育成」を目指して活動するNPO法人である。

私はこの春休み、2ヶ月間に渡ってアメリカ・メキシコで開催されたCVSビジネスセミナーに参加した。ビジネスセミナーといっても座学ではなく、バーチャルの世界で実際に仲間を集めてチーム(会社)をつくり、仲間と協力してミッションをクリアしていくという体験・実践型のものである。

結論から言うと、私がリーダーを務めた会社は倒産した。

これは大変恥ずかしい話ではあるが、バーチャルの世界とはいえ実際に会社組織をつくってから崩壊に至るまでに経験した様々な失敗から得た教訓を、今日はみなさんに伝えたいと思う。

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対人関係とコミュニケーション

はじめにチームを組むことは思いのほか簡単だった。しかし、今になって考えれば「簡単に」チームを組織したことがひとつめの失敗であった。チームのメンバーと話をあまりせず、自分の考えだけで人を入れ、方針が定まらない編成。

彼らが何を目標にしていて、これからどうしたいのかを私が理解し、それに沿ったチームの目標をたてておくべきだった。

何か新しいことを始めるとき、創業メンバーとは、できるだけ多く話をしよう。どんなピンチに陥っても、一致団結して目的を達成できるような組織作りが必要だ。そのためには、まずはあなたが明確なビジョンを掲げなければならない。そのビジョンに沿って仲間を集める必要がある。

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敗北のサイクル

チームで取り掛かるミッションが始まった。ミッションはたくさんあったが、コンセプトが決まっていない私達のチーム状態はガタガタ。メンバーのやる気は下がる一方で、もちろん結果は大敗。それが原因でさらにチームの士気は下がり、また負けるという負のスパイラルに陥った。

人は、成功体験によって気持ちが高まるもの。些細なことでもいい。少しずつ成功を積み重ねていこう。

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タスクマネジメント

社長だけでなくすべての上に立つ人の役割は統括。リーダーの視野が狭くなると、チームは道を見失ってしまう。私はチームの士気のために、という思いから目先のことだけにとらわれすぎ、遠くから物事を見ることを忘れてしまった。そのためチーム内で「ぼくはいったいどうすればいいの??」という人が続出した。

リーダーは、常にチームの行き先を見ていなければならない。船長が、船員と一緒になって一心不乱に船を漕いでいては、船は目的地にたどり着かないだろう。まわりの状況に目を光らせながら、適切にチームを導かなければならない。

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指示出しと指示待ち

自分の役目がわからない、というメンバーがいるとリーダーの仕事はどんどん増えていく。多くの場合、1人で考えたアイディアよりも3人からでたアイディアの方が優れている。「何」をするのかだけでなく、「どう」するのかまで私一人で考えた結果、多すぎるタスクを抱え込んでそれだけでいっぱいいっぱいになってしまった。

アイディアは、複数人で集まって出そう。また、課題を手の空いているメンバーに振り分けるスキルはリーダーとして絶対に持っていなければならない。チームを活かすというのは、まさにそういったことなのだ。

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そしていよいよ…

そのまま勝つことはなく私たちの会社は倒産。倒産するときには私の周りに助けてくれる人はおらず、待っていたのは「孤独」だった。一人相撲をしていただけなのかもしれない。チームのメンバーを巻き込めなかったこと、これが私のいちばんの後悔である。

人を巻き込むことの重要性に気づいたのは、倒産後。やはり、多くの人に仕事を「楽しい!」と思わせ、皆が自ら進んでミッションクリアに向け努力するような環境をつくりあげないと、チームは上手くいかない。shutterstock_232935352

 倒産を通して学んだこと

1、メンバーとのコミュニケーションの重要性

2、社長としての役割は俯瞰的、客観的に会社を見ること

3、自分と会社のために動くのではなく仲間の成長も考える

4、自分が楽しまなければメンバーも楽しくなく、楽しくなければ勝負に勝てない。

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私の場合はビジネスセミナーという小さな世界での話だったが、実際の社会で社長という職に就いたらどうだろう。社員ひとりひとりに家庭があり、人生がある。社長の決断が社員たちの一生を左右することもある。

何十人、何百人もの人生を背負うリーダーの仕事は、我々が考えるような華やかなイメージとは裏腹に、孤独で辛いものなのかもしれない。

2015/04/10

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